エナジードリンクは、眠気を覚ましたいときや、
仕事・勉強・運転などで「もうひと頑張りしたい」ときに便利な飲み物です。
一方で、カフェインを多く含む商品があり、砂糖を使った商品では糖分やカロリーも多くなります。
そのため、エナジードリンクを毎日のように飲んだり、短時間に何本も飲んだりする習慣には注意が必要です。
特に確認したいのがカフェインの量です。商品によって含有量が大きく異なるため、「エナジードリンク1本」とひとくくりにするのではなく、容量と成分表示を確認することが大切です。
エナジードリンクは体に悪い?
結論からいうと、エナジードリンクを常用したり、
カフェインを多く摂取したりする飲み方には注意が必要です。
主な理由は、カフェインと糖分です。
カフェインを多く摂ると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠、吐き気などが起こることがあります。食品安全委員会も、エナジードリンクなどのカフェイン摂取について注意を呼びかけています。
また、砂糖を使ったエナジードリンクでは、カフェインだけでなく糖分とカロリーも無視できません。
例えばレッドブル エナジードリンク250mlには、カフェイン80mg、糖類約27gが含まれています。
つまり、エナジードリンクで注意したいのは、
- カフェインの摂り過ぎ
- 糖分・カロリーの摂り過ぎ
- 毎日の習慣になってしまうこと
です。

エナジードリンクに含まれるカフェインはどのくらい?
エナジードリンクを考えるうえで、まず確認したいのがカフェイン量です。
カフェインはコーヒーや紅茶、緑茶などにも含まれています。エナジードリンクの場合、商品によってはコーヒーなどより多く含むものもあります。厚生労働省も、製品によっては1本でコーヒー2杯分に相当するカフェインを含むものがあるとして、成分表示の確認を呼びかけています。
代表的な飲み物とカフェイン量を比較すると、以下のようになります。
| 飲み物 | カフェイン量の目安 |
|---|---|
| コーヒー200ml | 約120mg |
| 紅茶200ml | 約60mg |
| せん茶200ml | 約40mg |
| レッドブル250ml | 80mg |
| モンスターエナジー500ml | 約200mg |
| 麦茶200ml | 0mg |
※コーヒー・紅茶・せん茶は食品安全委員会の代表値。
レッドブルとモンスターは各メーカーの表示から算出。商品や容量によって異なります。
特に注意したいのが大容量の商品です。
例えばモンスターエナジーは100mlあたり40mgのカフェインを含むため、500mlなら約200mgになります。
「1本だから大丈夫」と考えるのではなく、その1本に何mg入っているのかを見ることが重要です。
エナジードリンクを毎日飲むのは危険?
毎日飲む習慣は、あまりおすすめできません。
理由は、エナジードリンクそのものというより、カフェインや糖分を毎日繰り返し摂取することにあります。
特に、
- 朝に1本
- 昼にも1本
- 眠くなった夕方にもう1本
- さらにコーヒーも飲む
という飲み方になると、エナジードリンクだけでなく、
コーヒーやお茶などから摂るカフェインも積み重なります。
食品安全委員会も、エナジードリンクとほかのカフェイン入り飲料を一緒に摂る場合、カフェインの摂取量が上乗せされることに注意するよう説明しています。
「毎日1本なら何本でも問題ない」という考え方ではなく、その日のカフェイン総量と飲む頻度を見ることが大切です。


エナジードリンクは1日何本まで?
消費者庁は、海外の目安として、健康な成人では1日400mg、妊婦・授乳中の人などでは300mgを紹介しています。ただし、日本で一律の1日摂取許容量が設定されているわけではありません。
例えば、
- レッドブル250ml → カフェイン80mg
- モンスター500ml → 約200mg
なので、同じ「1本」でもカフェイン摂取量は大きく違います。
さらにコーヒーや紅茶などを飲んでいれば、その分も合計する必要があります。
そのため、「エナジードリンクは1日2本まで」と本数だけで決めるより、商品ラベルを確認して、その日のカフェイン総量を把握することが重要です。
エナジードリンクを飲むと眠気がなくなるのはなぜ?
眠気がなくなったように感じる主な理由は、カフェインです。
カフェインには中枢神経を刺激する作用があり、眠気を覚ます効果があります。食品安全委員会も、適量のカフェインには眠気を覚ます作用があると説明しています。
ただし、眠気を感じにくくすることと、疲労や睡眠不足を解消することは別です。
夜更かしや睡眠不足が続いているのに、エナジードリンクで眠気を抑えながら活動する状態が続けば、さらに夜の睡眠に影響する可能性があります。
「眠いからエナジードリンク」という使い方が毎日の習慣になっているなら、飲み物だけで解決しようとしない方がいいでしょう。
エナジードリンクは太る?
砂糖を使ったエナジードリンクは、飲む量が増えれば、その分だけ糖分とカロリーも増えます。
例えばレッドブル250mlには糖類約27g、エネルギー46kcal/100mlなので、250mlでは約115kcalです。
さらに500mlなどの大容量商品を飲めば、摂取する糖分・カロリーも増えます。
問題なのは、これを毎日飲む習慣です。
例えば、
エナジードリンク500ml
+普通の食事
+間食
という生活を続ければ、飲み物だけでかなりのエネルギーを上乗せすることになります。
一方、シュガーフリータイプなら糖類・カロリーを抑えられます。例えばレッドブル・シュガーフリーは砂糖類を使わず、カロリーゼロの甘味料を使用しています。
ただし、シュガーフリーにしてもカフェインは含まれます。
「糖分がないから何本飲んでもいい」ということにはなりません。


エナジードリンクを飲むときに特に注意したい人
特にカフェインの摂取に注意したいのは、
- 子ども
- 妊娠中の人
- 授乳中の人
- カフェインに敏感な人
です。
厚生労働省も、子ども、妊婦、授乳中の人、カフェインに敏感な人について、エナジードリンクの摂取を控えることや、ほかのカフェイン製品と重ねて摂らないこと、1日に何本も飲まないことを注意喚起しています。
特に子どもは、成人と同じ感覚でカフェイン量を考えない方がいいでしょう。

エナジードリンクとお酒を一緒に飲むのは危険?
一緒に飲むのは避けた方がいい組み合わせです。
理由は、カフェインによってアルコールの酔いを感じにくくなる可能性があるためです。
厚生労働省は、カフェインを多く含む清涼飲料水とアルコールを同時に摂取すると、カフェインがアルコールによる機能低下を隠すことで、アルコールを飲み過ぎ、結果としてアルコールによる健康への悪影響を受けやすくなる可能性を紹介しています。
つまり、
「酔っているけど、カフェインで目が冴えている」
という状態になりやすく、酔いが軽くなったわけではありません。
その結果、さらにお酒を飲んでしまったり、自分では酔っていないと思って行動してしまったりすることにつながります。
食品安全委員会も、アルコールとカフェイン入りエナジードリンクを一緒に飲まないよう注意しています。
エナジードリンクとお酒を混ぜたカクテルも同じです。

エナジードリンクを選ぶなら?レッドブル・モンスターを比較
エナジードリンクは商品によって、容量・カフェイン・糖分・カロリーが異なります。
代表的な商品を比較してみましょう。
| 商品 | 内容量の例 | カフェイン | 糖分・カロリー |
|---|---|---|---|
| レッドブル エナジードリンク | 250ml | 80mg | 糖類約27g・約115kcal |
| レッドブル シュガーフリー | 250ml | 80mg | 糖類0g・カロリーゼロ |
| モンスターエナジー | 500ml | 約200mg | 100mlあたり50kcal |
※商品・容量によって異なります。最新の成分表示を確認してください。レッドブルは公式情報、モンスターは公式の商品表示をもとにしています。
ここで注目したいのは、カフェイン量と糖分は別々に考える必要があることです。
糖分を抑えたいならシュガーフリータイプという選択肢がありますが、カフェインは残っています。
反対に、容量が大きい商品では、1本で摂取するカフェイン量も増えます。
エナジードリンクを選ぶときは、商品名だけではなく、
「内容量」「カフェイン」「糖質・炭水化物」「エネルギー」
を確認すると分かりやすいです。
エナジードリンクの代わりに何を飲めばいい?
「エナジードリンクの代わり」といっても、何を求めているかによって選択肢は変わります。
眠気を覚ましたい
眠気対策が目的なら、カフェインを含むコーヒーやお茶という選択肢があります。
ただし、これらにもカフェインは含まれるため、エナジードリンクからコーヒーに変えれば無制限に飲んでいいわけではありません。
糖分を摂りたくない
糖分やカロリーが気になるなら、無糖のお茶やブラックコーヒーなどが選択肢になります。
カフェイン自体を減らしたいなら、麦茶などのノンカフェイン飲料が向いています。
とにかく甘い炭酸飲料が飲みたい
「エナジードリンクの味や甘さが好き」という場合は、コーラなどの炭酸飲料でも代用できます。
ただし、コーラにも糖分やカフェインを含む商品があるため、健康面で大きく改善するとは限りません。
運動前にエネルギーが欲しい
運動や活動前のエネルギー補給が目的なら、エナジードリンクにこだわる必要はありません。
食事が不足しているなら、バナナやおにぎりなど、炭水化物を含む食品からエネルギーを補給する方法もあります。
普段の水分補給
単純に喉が渇いた、水分を補給したいという目的なら、水やノンカフェインのお茶で十分です。
エナジードリンクは「水分補給のための飲み物」というより、カフェインや糖分などを含む嗜好飲料として考えた方が分かりやすいでしょう。

エナジードリンクを飲むなら、ここを確認
エナジードリンクを飲むときは、最低限この4つを確認しておきましょう。
1.カフェイン量
「1本あたり何mg入っているか」を確認します。
100mlあたりの表示なら、実際に飲む容量に換算しましょう。
2.内容量
同じエナジードリンクでも、250mlと500mlでは摂取量が大きく変わります。
3.糖分・カロリー
砂糖を使った商品では、毎日飲むことで糖分・カロリーが積み重なります。
4.その日に飲んだコーヒーやお茶
エナジードリンクだけでカフェイン量を考えてはいけません。
コーヒー、紅茶、緑茶、コーラなどにもカフェインが含まれるため、1日の合計量を見る必要があります。
まとめ|エナジードリンクは常用・飲み過ぎに注意
エナジードリンクで特に注意したいのは、カフェインと糖分です。
カフェインを多く摂ると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、不眠、吐き気などが起こることがあります。
また、砂糖を使った商品では、飲む量が増えるほど糖分とカロリーも増えます。
そのため、
「眠いから毎日エナジードリンク」
「疲れたから1日に何本も飲む」
「コーヒーを何杯も飲んだうえでエナジードリンクも飲む」
という習慣には注意が必要です。
特に子ども、妊娠中・授乳中の人、カフェインに敏感な人は、摂取を控えることが勧められています。
エナジードリンクを飲むなら、「何本まで」と本数だけで決めるのではなく、商品ごとのカフェイン量・内容量・糖分を確認し、その日の総摂取量を考えることが重要です。
そして、お酒と一緒に飲むのは避けましょう。カフェインによって酔いを感じにくくなり、飲み過ぎにつながる可能性があります。
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